考え方の押し付けが招くもの
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今日は前回のブログの続きです
前回のブログでは物事の
正しい、正しくないという事より
相手を受け入れる
「あなたはそう思うんだね。」
「あなたはそういう考えなんだね。」
という言葉が大切だという事を書かせていただきました
それに対して
「正しい事を正しいと言って何が悪いの?」
「正しい事を教えるのが親の役割でしょ!」
という意見もあるかと思いますのでそれについて
書かせていただきますね
目次
正しい?正しくない?
例えば朝出かけようと思ったら
雨が降ってきた
あなたならどう思いますか?
「雨かぁ、嫌だなぁ」
と思う人もいるでしょう
「雨だとお肌が乾燥しなくていいわ。」
と思う人もいるかもしれません
花粉症の時期なら
「雨だと花粉の量が少ないから助かるー。」
と言う人もいるでしょう
このように雨という天候に対して
受けとめ方はそれぞれです
これに正しい、正しくないはないですよね?
雨に対する見方やとらえ方が人それぞれというだけです
ではマラソンはどうですか?
これも
「マラソンなんてしんどいだけでとんでもない!」
という人がいれば
「毎日でも走らないと体の調子が悪くなる。」
という人もいるでしょう
これもどっちが正しい、正しくないではなく
マラソンというものに対する見方やとらえ方が
違うだけですよね
では「掃除」はどうでしょう?
「掃除は毎日するのが当たり前でしょう。」
「汚れたらすればいいじゃん。」
「月一くらいすればいいかなぁ。」
さて、この中で正解はどれでしょうか?
どれが常識的な考え方だと思いますか?
実はこれにも正解、不正解はないのです
どれが常識的な考え方というのもありません
あるのは掃除に対する個人の考え方、とらえ方
個人やその家庭内で通用する常識なのです
物の見方は人それぞれ
コーチングセッションをしていると
この物事のとらえ方の違いが原因の
トラブルやいさかいを良くお聞きします
「昼くらいに来ると言ったのでお昼を食べずに待っていたのに
相手が来たのは1時を過ぎてからだった。あいつは常識がない!」
と怒る人がいます
この人は
「昼くらいに来る」
を
「遅くても12時30分までには来る」
という事と
「ランチを一緒に食べる」
という意味でとらえていたそうです
でも相手のとらえ方はそうでは無かった
人はこういう場面で
自分が思っている常識
や
自分の尺度
で
ものごとをはかり
その善し悪しをジャッジしようとします
悪い言い方をすれは
自分の常識や価値観、尺度を他人にも押し付ける
という事が往々にしてあります
僕にもたくさんありました
押し付けは良い結果を招かない
先ほどの掃除の例でいうと
僕は毎日掃除をするのが当たり前
という考え方を持ってました
対してうちの子供たちは
「汚れたらすればいいじゃん。」
「月一くらいすればいいかなぁ。」
という考えです
「そんなのおかしいだろう!」
僕は子供たちの考えを頭から否定して
自分の考えを押し付けようとしていました
子供は子供で納得いかないので反発するばかり
双方がイライラしてケンカになるばかりでした
これもどちらの考え方が正しくて
どちらが間違っているというものではないのですが
お互いが
「正しいのは自分で間違っているのは相手!」
と思い込んで相手を非難する
これでは良い結末にはなりにくいですよね
こんな事は世の中にはたーくさんありますし
親子関係の中のでもたくさんあると思います
例えば「学校に行く」ということ
「大学まで行くのが当たり前」
「義務教育までは行かせるのが当たり前。」
「義務教育でも行きたくないなら別に行かせなくてもいい。」
「フリースクールに行ったらいいんじゃない?」
色々な考え方を持っている人がいます
これにも正しい、正しくないというのはありません
でも、相手が自分の子供だと
「子供の将来の為に。」
と自分が正しいと思う考え方を押し付けてしまいがちです
そう、多くの場合は「自分が正しいと思う」
なのです
(法令違反になるような事は当然別です)
かつての僕もそうでした
なのでここで皆さんにお伝えしたいのは
子供も含め他人と意見が食い違ったときに
自分の意見が
絶対的な真実なのか
それとも自分の解釈、とらえ方なのか
という事を考えていただきたい
そして相手の意見、考え方は
良い、悪いとジャッジすることなく
自分の考えが絶対に正しいと押し付けることなく
「あなたはそういう考え方をしているんだね。」
と受け入れる
それが建設的に話を進めていく為の基礎になる
ということなのです
考えの押し付けは良い結果にはなりません
よかったらあなたのご意見をお聞かせ下さいね
今日も最後まで読んで下さりありがとうございました
メンタルコーチ・ペップトーク講師
藤江正直