2018/10/02
不登校、ひきこもりの子供さんを勇気づける「承認」の方法
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前回のあなたとあなたの周りが劇的に変わるコミュニケーションでは子供さんをはじめ他者を「受け入れる」には「承認」することが必要
そして承認とは褒めるではなく
感謝の気持ち
相手がしてくれた貢献を伝えること
そうすることで子供や相手の自己肯定感が上ると書かせていただきました
今回は承認するのにもレベルがあるというお話です
目次
同じ承認でも違いがあるんです
例えば子供さんが食事の後片付けをしてくれて、食器もキレイに洗ってくれたとしましょう
あなたならなんて声をかけますか?
前回の例をそのまま使うとこれは「褒める」でしたね
こちらは承認でした
さてこの承認のメッセージですがこういう伝え方もできます
とか
などとも伝えることができます
3つそれぞれ違う言い方で伝えていますね
この伝え方の違いによって何が変わると思いますか?
承認のピラミッド
僕が講師をしているペップトークでは承認のピラミッドという考え方があります
これは人のどの部分を承認する(もしくは否定する)のかという考え方です
これを先ほどの例に当てはめると
これは主に「きれいに片付けてくれた」という結果を承認しています
こちらは「後片付けをしてくれた」という行動(行為)について
そしてこちらは「あなたのような娘(息子)をもてて」と相手の存在を承認しています
このように子供が残した結果を承認/否定する
とった行動を承認/否定する
結果や行動よりも存在そのものを承認/否定する
というもので
ピラミッドの土台の方がより人間の根本や尊厳に近づくものになります
人は結果より行動(その人がした行為)、行動より存在を承認される方が嬉しく勇気づけられます
逆に否定されると傷つくという考え方です
承認するのか否定するのかで大きく変わる
ここで例を変えて「否定」についても少し書かせて下さい
今度は分かりやすく表にしてみました
・子供がテストで90点という答案を持って帰った時の親の反応
承認 | |
結果 | 90点なんてすごいじゃない! |
行動 | 今回は頑張って勉強してたものね! |
存在 | そんな点がとれるあなたは素晴らしいわ! |
否定 | |
結果 | どうしてあと10点が取れないの! |
行動 | あんな勉強方法してるからよ! |
存在 | あなたは何をやっても完璧にはできないのね! |
同じ点に対する反応でも承認と否定ではずいぶん印象が変わりますよね
あなたは承認と否定どちらを伝えていることが多いですか?
以前の僕はほとんどが「否定のダメ出しおやじ」でした
それがペップトークを知ってからは承認の方に変わったので子供たちには「以前と比べると言う事が変わったよね」と言われます
おかげで子供たちとの関係性はとても良くなりました
ただ、「否定のダメ出しおやじ」が100%悪いのかというとペップトークではそうではないとお伝えしています
なぜなら否定からはいる人も心の奥底では相手に対して
頑張ってほしい
良くなってほしい
お前はもっと出来るはず
こんな想いがあるのではないでしょうか?
そういう想いがあるからこそつい強く言ってしまう
自分もそのように言われ続けてきたので他の言い方を知らない
このような側面もあるので否定から入る人も必ずしも悪いわけではないのです
ただ、どうせ応援するのなら承認のメッセージで相手を勇気づける方が受け取った方も気持ちよく頑張れると思いませんか?
結果が出なかった時こそ承認をしてあげてください
話を承認に戻しますね
僕が主催しているお母さんのためのコミュニケーションCafeに来られるお母さん方や外でお会いする方にもこの承認の話をよくするのですが
「うちの子には良いところなんてない」
「勉強もせずにゲームばかりしているのにどこを承認するんですか?」
と言われることがあります
先ほどの例でも90点という良い点数でのお話でしたが、実は結果が出ていない時ほど威力を発揮するのが承認であり承認のピラミッドの考え方なのです
例えばテストの点が30点だった場合
これは結果について承認しています
テストの点という部分では結果は出ていない、でもその中でも出来ているところを承認するという事です
これは行動について承認しています
行動ができていたらその部分を承認しています
これは存在を承認しています
結果は出ていないし、行動もできていなかった
でもあなたの存在にこそ価値があるんだよということを伝えています
このように結果が出なくて落ち込んでいる時
悪い点を取って叱られるんじゃないかと思っているときに
こういう風に言われたらどうでしょうか?
そして結果が出ていない時だからこそ、その存在を承認してもらえるとほっとできたり元気になるきっかけになるのではないでしょうか?
承認のメッセージは相手に対する勇気づけのメッセージなのです
これを読んでいただいたあなたは子供さんに声をかける時
承認のメッセージを伝えているのか?
否定のメッセージを伝えているのか?
またピラミッドのどの部分を伝えているのかを観察してみてください
そして是非、存在を承認する勇気づけのメッセージを伝えてあげてください
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