2018/10/02
あなたとあなたの周りが劇的に変わるコミュニケーション
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不登校やひきこもりのお子さんがいる家庭では子供にとっても親にとっても安心・安全で居心地の良い家庭を作ること
そこで信頼関係をしっかり作り、子供さんがエネルギーをチャージできる場にする
子供さんが外に出ていくことの後押しを家族みんなでできる環境が必要だと思います
今日はそんな安心・安全で居心地の良い家庭を作るため、前回の居心地の良い場所は受け入れからつくられるの続きで、「受け入れる」ということについてもう少し掘り下げて書いてみたいと思います
前回は居心地が良い場所をつくるのに必要なものとして
・安心・安全であること
・そこに居る人が「お互いを受け入れる」こと
・受け入れに必要な考え方は、否定しないこと、違いを認めること
と書かせていただきました
今日はもう一つ受け入れに必要なものとして
承認
について書かせていただきます
目次
承認とは
承認を辞書で調べると
・その事柄が正当と認めること
・その事柄を認め、許すこと
とありますが
心理学的には「人の他者に対しての承認欲求」というものがあり
「誰かから認められたい」
と思う感情です
ここでは心理学的な意味合いでの承認ということでお話をさせていただきますね
(承認欲求については自己からの承認なども含め様々な分類がされるのですが今回は周りにいる人からの承認という部分でのお話にします)
この承認欲求というものは人間であれば誰しも持っているものです
どのような欲求(例えば食欲、睡眠欲など)でもそれが満たされると人は満足し、満たされないとそれがストレスになります
お腹が空いているのに食べれないとか眠いのに眠れないのはストレスですよね
同じように他者に対する承認欲求も満たされないとそれをストレスと感じます
逆に承認欲求が満たされることで自己肯定感が上り自信を持つことができたり幸福感を得ることができるのです
アドラー心理学では他者からの承認を認めていないが・・・
このブログで何度か取り上げているアドラー心理学
僕が実践しているコーチング、セミナーでのベースになっている考え方でもあります
そのアドラー心理学では他者からの承認は良くないということになっています
ここでは詳しく触れませんが僕個人の意見としてそれは段階的な使い分けでいいのではないかと思っています
現段階では他者とのコミュニケーションを良くするために以下に書かせていただく承認は必要だと考えています
何でも褒めればいいの?
色々な考え、解釈がありますがここでは僕が考える「承認」について書かせていただきます
僕が考える「承認」は「褒める」とは違います
理由は褒めるの中には「相手を操作しようとする」意図が含まれやすいこと
褒めるは、立場や能力が高い者が劣っている者に下す評価という側面があること
褒められて動くことが習慣化すると褒められないと動かないという「褒められ依存」をつくるおそれがあること
承認をすることでその人の貢献感を上げたい、つまり自分は役に立っていると感じてもらい自己肯定感を上げてもらいたい
以上のような理由から僕は「褒める」ということは推奨しません
じゃあ承認ってどうするの?
じゃあ褒めるのではなく「承認」ってどうするの?という話ですがそれは
感謝の気持ちを伝える
貢献してくれていることを伝える
ことです
例えば子供さんが食事の後片付けを手伝ってくれた時
と言うのと
と言う場合
例えば子供さんのテストの点が良かった時
と言うのと
と言う場合
上は「褒める」、下は「感謝の気持ちを伝える」になります
感謝の気持ち、貢献してくれていることを伝えるとどうなる?
上の例が悪い訳ではありませんが、下の例の方が
自分が後片づけをするでお母さんの助けになっている
自分はお母さんの役に立っているんだ
自分が良い点を取ることで喜んでもらえている
お母さんのやる気を出すことに貢献できている
と思ってもらいやすいじゃないですか
この
自分は役に立っている
という感覚がとても大切でこれの積み重ねが自信につながり
自己肯定感を上げる
ことになるのです
今日のまとめ
ひきこもり・不登校の子供さんが外に出ていくことの後押しを家族みんなでできる環境を作る為
子供にとっても親にとっても安心・安全で居心地の良い場を作り子供がエネルギーをチャージできる家庭にする
その為には「受け入れ」が必要で
受け入れる為には「承認」が必要
承認とはほめるではなく
感謝の気持ち
相手がしてくれた貢献を伝えること
そうすることで子供の自己肯定感が上る
今日の内容はいかがでしたか?
今回の内容も子供や家庭内だけに限ったことではないので
家庭内ではもちろん職場やあなたがコミュニケーションを良くしたい人に使ってみて下さい
子供の教育問題、不登校、ひきこもりなどで悩んでおられる方のヒントになればと思いこのブログを書いています。
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